著書【7つの習慣】のうちの一つ目の習慣【主体的であれ】について要約をまとめておきます!
ここでは「主体的」の定義についてお話ししたいと思います。
この本で語れれている主体的とは、言動に責任を持ち、もたらされる結果の全ては自分で選択した結果であると自覚することです。
一方で、「自分がこのような状況にいるのは、〇〇のせいだ」、とか、「毎日、こんなことをさせられている」と感じるのは、「反応的」とされ、本書では否定されています。
大きい「関心の輪」というものと、その中に含まれている「影響の輪」を想像して欲しい。
関心の輪とは、自分が関心を持っている、情報を持っている、知っている事象全てを覆っているものである。
影響の輪とは、関心の輪の中のうち自分が影響を与えることができるのものの覆っている輪である。
例えば天気に関しては、関心の輪の中にあるが、影響の輪の中にはない。
反応的な人は、天気つまり自分ではどうすることもできない事象によって感情が左右される。「天気が悪いから気分が上がらない、、、」といった具合である。
しかし、主体的な人間は、自分の中に天気を持っており、実際の天候に気分が左右されることはない。
問題が自分の外にあると思っているならその考え方こそが問題である。
そのような考え方は、自分の外にあるものに支配されることを許している不自由な生き方「アウトサイドイン」である。
そういう人は自分が変わるためには、まず自分の外にあるものが変わらなくてはいけないと思っているのだ。
それに対して主体的な人、つまり「インサイドアウト」は自分が変わることによって周りをより良くしていこうとする。
人生の焦点を影響の輪に移す前に、関心の輪の中にある「結果」と「過ち」について確認しておこう。
先も述べたとおり、人は選択する自由をもつが、それによって起こる「結果」はコントロールすることができない。結果は自然の法則(原則)に支配されいるからだ。
商取引で不正を働くことは選択できる。この場合、発覚するかどうかで社会的な結果は違ってくるだろうが、それによって自分の人格に及ぼす影響は決まっている。
誰もが人生の中で、自分の選択によって後悔したことはあるだろう。しかし主体的な人間はここで得た望まない結果をどう扱うかをわかっているはずである。
過去に得られた結果は、「関心の輪」の中にある。
あなたは得られた結果からどのように影響を受けるか選択しなければならない。
過ちを犯したとき、どのように反応するからが、次の機会に影響を与える。
過ちをすぐに認めて正すことはとても大切なことであり、悪影響を残さず、より一層の力を得ることになるのである。
影響の輪の中の最も中心にあるのが「決意」である。その決意に対して誠実な態度をとることが、「主体性」の本質であり、そこに最も明確に現れるのである。
それは私たちの成長の本質でもある。人間が誰しも持っている「自覚」と「良心」という能力を使えば自ずと自分の課題、改善すべき点は見えてくるはず。
そしてそれを改善することを自らに「決意」することで、強い人格を育み人生の全てをポジティブにする。
主体性を高めるために2つのアクションプランを紹介する。
1つ目は何かを約束してそれを守り抜くこと
2つ目は目標をたてそれに向けて努力することである
そうすることによって自制心が鍛わる。そうすることによってその場の空気よりも自制心が重みを増し、人生をコントロールできるようになるのだ。